TOEICリスニングの勉強法|聞き取れない原因と点数が上がる6つの練習

TOEICリスニングの勉強法|聞き取れない原因と点数が上がる6つの練習
はじめに:TOEICのリスニングは、勉強法しだいで必ず伸びます

「TOEICの音声が速くて、何を言っているのかわかりません」「リスニングの問題集を何度も聞いているのに、点数が上がりません」

TOEIC リスニング 勉強 法 を探しているあなたは、そんな悩みをお持ちではないでしょうか。

安心してください。リスニングは、正しい練習をすれば、いちばん伸びやすい部分です。リスニングが伸びない人の多くは、力がないのではなく、「効果の少ない練習」をしているだけなのです。

たとえば、ただ英語を流して聞いているだけでは、聞き取れるようにはなりません。「聞こえない音」は、何回聞いても聞こえないからです。

この記事では、次のことをお伝えします。

TOEICリスニングのしくみ
聞き取れない3つの原因
点数が上がる6つの練習
1日30分の勉強スケジュール

むずかしい言葉はなるべく使わず、小学生の方にもわかるように説明します。最後まで読めば、今日からやることがはっきりします。

※試験の形式や料金は変わることがあります。受験前に、公式の情報で最新の内容をご確認ください。

TOEICリスニングとは?まず試験のしくみを知りましょう

勉強を始める前に、相手を知ることが大切です。サッカーのルールを知らずに試合に出ても、勝てませんよね。

TOEICのリスニングは、次のようなものです(これまでの形式の目安です)。

問題数:100問
時間:約45分間(音声が流れる時間です)
点数:495点満点(リーディングと合わせて990点満点です)
音声は1回だけ:もう一度聞くことはできません

リスニングは、4つのパートに分かれています。

Part1:写真を見て答える問題(6問)

1枚の写真を見て、4つの英語の文から、写真に合うものを選びます。「人が何をしているか」「物がどこにあるか」を言う文が多いです。

Part2:質問に答える問題(25問)

短い質問を聞いて、いちばん合う答えを選びます。問題用紙には文字がなく、音だけで答えます。

Part3:会話の問題(39問)

2人か3人の会話を聞いて、内容についての質問に答えます。会社や買い物など、身近な場面が多いです。

Part4:ひとりの話の問題(30問)

お知らせ、電話のメッセージ、ニュースなど、ひとりが話す内容を聞いて答えます。

ここが大切です。 Part3とPart4を合わせると69問で、リスニングの約7割です。つまり、この2つのパートが得意になれば、点数が大きく上がります。

TOEICリスニングが聞き取れない3つの原因

練習の前に、「なぜ聞き取れないのか」を考えましょう。原因がわかれば、直し方もわかります。

原因1:音が、知っている発音とちがう

英語は、言葉と言葉がつながって、音が変わります。

たとえば「Check it out.」は、「チェックイットアウト」ではなく、「チェケラウ」のように聞こえます。習った発音と、実際の音がちがうので、聞き取れないのです。

これは、日本語でも同じです。「ありがとうございます」を、早口で「あざーす」と言うのと似ています。

原因2:単語や表現を知らない

聞こえていても、意味がわからなければ答えられません。TOEICには、会社でよく使う言葉がたくさん出ます。

たとえば、次のような言葉です。

schedule(予定)
meeting(会議)
deadline(しめきり)
reservation(予約)

こうした言葉を知らないと、話の内容がわからなくなります。

原因3:英語を日本語に直しながら聞いている

「頭の中で日本語にしてから考える」と、遅れてしまいます。音声は待ってくれないので、次の文が来るころには、前の文を忘れてしまいます。

英語は、聞いた順番のまま、意味を考えることが大切です。

この3つの原因は、次の練習で直していけます。

勉強法1:公式問題集で、まず今の実力を知る

最初にやるべきことは、問題を1回解いて、自分の実力を知ることです。

やり方
公式問題集のリスニング部分を、時間を計って最後まで解く
答え合わせをして、パートごとの正解数を数える
まちがえた問題に印をつける
気をつけたいこと
点数に落ちこまなくて大丈夫です。はじめは低くて当たり前です。
見るのは、「どのパートが苦手か」です。

たとえば、Part2は得意だけどPart3が苦手、ということがわかります。苦手がわかれば、そこを中心に練習できます。

教材は、本番と同じ作りの「公式問題集」がおすすめです。本番の音声の速さや、話す人の発音に慣れることができます。

勉強法2:スクリプトを見ながら「聞けなかった理由」を調べる

リスニングの力がつくかどうかは、答え合わせのあとで決まります。ここがいちばん大切です。

やり方

まちがえた問題と、聞き取れなかった部分について、スクリプト(音声の文章)を見て、次のように分けます。

知らない言葉だった → 言葉ノートに書く
知っている言葉なのに聞こえなかった → 音がつながっていた、などの理由を調べる
聞こえたけど意味がわからなかった → 文の作りを見直す
具体例

スクリプトに「I'll call you back.」と書いてあるのに、音声では「アイコーリュバック」と聞こえたとします。これは、言葉がつながって音が変わった例です。

「ああ、こう聞こえるのか」と気づくだけで、次から聞き取れるようになります。

ポイント

この作業は、1問に5分以上かけてもかまいません。10問をなんとなく解くより、1問をしっかり調べるほうが、ずっと力がつきます。

勉強法3:シャドーイングで、英語の音とリズムを身につける

シャドーイングとは、聞こえてきた英語を、少しあとから、影のようにまねして言う練習です。

どうして効果があるの?

自分で言える音は、聞き取れるようになります。口を動かすことで、音のつながりやリズムが、体に入っていくのです。

やり方
スクリプトを見ながら、1回聞く
スクリプトを見ながら、音声に合わせて声に出す
スクリプトを見ずに、音声のあとを追って言う(シャドーイング)
うまく言えない部分を、くり返し練習する
続けるコツ
最初は、**短い会話(30秒くらい)**で十分です。
一度に長くやらず、1日10分でかまいません。
まちがえても気にしません。「だいたい言えた」でOKです。

はじめは、むずかしく感じるはずです。でも、1〜2週間続けると、「前より聞こえる」と感じる日が来ます。

勉強法4:ディクテーションで、聞き取れない部分をはっきりさせる

ディクテーションとは、聞こえた英語を、そのまま紙に書き取る練習です。

どうして効果があるの?

聞いたつもりでも、実際には聞き取れていない部分があります。書いてみると、「ここが聞けていなかった」とはっきりわかります。

やり方
短い音声(10〜20秒)を、1文ずつ止めながら聞く
聞こえた通りに、紙に書く
スクリプトと見比べて、まちがいに印をつける
まちがえた部分を、もう一度聞く
具体例

音声が「Could you send me the report?」なのに、「Could you sent the report?」と書いたとします。「me」が聞こえていなかったことがわかります。

こういう小さな発見が、少しずつ力になります。

注意すること

毎日長くやると疲れてしまいます。週に2〜3回、1回10分程度で十分です。

勉強法5:パートごとの「聞き方のコツ」を身につける

TOEICには、答えを探すための、聞き方のコツがあります。コツを知るだけで、点数が上がることもあります。

Part1:写真問題のコツ

音声が流れる前に、写真を見ておきます。「人は何をしている?」「物はどこにある?」と考えておくと、聞き取りやすくなります。

Part2:質問に答える問題のコツ

最初の言葉を、特に注意して聞きます。What(何)、When(いつ)、Where(どこ)、Who(だれ)、Why(なぜ)など、疑問の言葉を聞きのがさないでください。

質問が「Where」なのに、答えが時間なら、まちがいです。最初の言葉がわかるだけで、答えをしぼれます。

Part3・Part4:先読みがいちばん大切

音声が流れる前に、問題文と選択肢を読んでおきます。何を聞かれるのかがわかっていると、聞くべき部分がはっきりします。

たとえば、「男性は何を頼んでいますか」という問題なら、「男性が何を頼むか」に集中して聞けばよいのです。

先読みの練習

音声が流れている間も、次の問題を読む練習をしましょう。これは、慣れが必要です。公式問題集で、時間を計って練習すると身につきます。

勉強法6:毎日のすき間時間に、「聞く」習慣をつくる

聞き取る力は、毎日少しずつ積み上げるのが大切です。週に1回3時間より、毎日30分のほうが、ずっと効果があります。

すき間時間の使い方
通勤・通学の電車:公式問題集の音声を聞く
歩いているとき:前の日に練習した音声をくり返す
お風呂や家事のとき:シャドーイングの練習(声に出せる場所で)
寝る前:言葉ノートを見直す
1日30分のスケジュール例
10分:新しい問題を1セット解く(または前日の復習)
10分:まちがえた部分をスクリプトで調べる
10分:シャドーイング
続けるために
「毎日やる」と決めるより、「時間を決める」ほうが続きます。たとえば「朝食のあとに10分」のようにです。
できなかった日があっても、気にせず、次の日からまた始めましょう。

3か月続ければ、きっと音声の聞こえ方が変わってきます。

まとめ:TOEICリスニングは、正しい練習で必ず伸びます

TOEIC リスニング 勉強 法 のポイントを、もう一度まとめます。

原因を知る:聞き取れないのは「音のつながり」「知らない言葉」「日本語に直す癖」が理由です。
今の実力を知る:公式問題集で、苦手なパートを見つけましょう。
答え合わせを大切にする:スクリプトを見て、聞けなかった理由を調べましょう。
シャドーイングとディクテーション:聞く力と、音をとらえる力を伸ばしましょう。
先読みのコツを身につける:特にPart3とPart4で、点数が大きく変わります。
毎日少しずつ続ける:1日30分でも、続ければ力になります。

はじめは、聞き取れない自分に落ちこむかもしれません。でも、それは誰もが通る道です。聞こえない音が、少しずつ聞こえるようになるのは、とてもうれしい体験です。

まずは今日、公式問題集のPart2を1セット解いてみましょう。そして、まちがえた1問のスクリプトを、じっくり見てください。それが、点数アップへの第一歩です。

※試験の形式や申し込み方法は、変わることがあります。受験する前に、公式サイトで最新の情報をご確認ください。

おすすめの記事